リリース
simBio 1.0PR2を公開しました
SourceForgeからダウンロードできます。
前バージョンからの変更点は
- 容積調節モデル(Takeuchi et al, 2006)を追加しました。実行方法はinstructionsを参照してください。
- ギャップジャンクションのカルシウムゲートモデル(Oka et al, 2006)を追加しました。
- ナトリウムカルシウム交換機転のノックアウト解析(Sarai et al, 2006)を追加しました。
- ヒト心室筋細胞モデル(Kurata et al, 2005, ten Tusscher et al, 2004) を追加しました。
- ギャップジャンクションモデル(Henriquez et al, 2001)を追加しました。
- 解説を改訂しました。
simBio 0.3.02を公開しました
http://sourceforge.net/project/showfiles.php?group_id=146713からダウンロードしてください。
前のバージョンから更新した点は、
- ヒト心室筋細胞モデルten Tusscher et al (2004)を追加しました。src/xml/tenTusscher_et_al_2004を実行してください。その他の実行可能モデルのリストはhttp://www.sim-bio.org/model/です。
- モデルxmlの一部分を変更してから実行できるようになりました。例はsrc/xml/matsuoka_et_al2003/Fig.2.make.xmlです。 src/xml/kuratomi_et_al_2003.xmlは削除され、matsuoka_et_al_2003からの変更点だけをkuratomi_et_al_2003.make.xmlに記述しました
- テストケースを追加しました
- 重複していたjarを削除
- Javadocコメントを改訂
- Ist, Ito, GUIのバグを解消
詳しくはhttp://sourceforge.net/projects/simbio/をご覧下さい。
simBio 0.3を公開しました
心筋細胞モデル、上皮、膵臓ベータ細胞モデルなどのシミュレーションツール、simBioを公開しました。simBioはJavaとXMLで書かれている常微分方程式計算ツールです。
前のバージョンからの更新点は、
- ライセンスにLGPLを適用しました。
- GUIが新しくなりました。
- 心筋細胞容積調節モデル(Terashima et al, 2006, in press)をシミュレーションできます。
- XMLファイルの英語コメントを、計算終了後に保存したときに保持するようになりました。
このパッケージで実行可能なモデルの一覧: http://www.sim-bio.org/model/
download: http://sourceforge.net/projects/simbio/
メーリングリスト: http://sourceforge.net/projects/simbio/
参考文献
- 皿井 伸明、天野 晃、松岡 達、松田 哲也、野間 昭典 生物学的視点に基づくオブジェクト指向生体機能シミュレーション シミュレーション, vol. 23, No. 1, p. 4-13, 2004.
- Nobuaki Sarai, Satoshi Matsuoka and Akinori Noma simBio: a Java package for the development of detailed cell models Progress in Biophysics and Molecular Biology, 2005, in press
0.2.1
CellML形式で記述されたモデルをsimBio形式に変換する機能をAlan Garny博士がCellular Open Resource (COR)に追加してくれました。
実行結果
xml/cor/hodgkin_huxley_squid_axon_1952_modified.xmlxml/cor/vanderpol_model_1928.xml
これらを含んだ最新版を公開します。
ダウンロード: SourceForge.net ファイルリスト
Javadoc APIも更新しました。
以前のバージョンからの変更点は、docs_jaを展開した中のhistory/index.htmlを参照してください。
Matsuoka et al., 2004
Matsuoka et al., 2004を実行できるsimBio最新版を公開します。
ダウンロード: SourceForge.net ファイルリスト
Matsuoka S, Sarai N, Jo H, Noma A.
Simulation of ATP metabolism in cardiac excitation-contraction coupling.
Prog Biophys Mol Biol. 2004 Jun-Jul;85(2-3):279-99.
Matsuoka et al., 2003に記載されたモルモット心筋細胞、興奮収縮モデルにミトコンドリアATP産生モデルが追加されています。
- simBio_*.zipをダウンロードし、適当なディレクトリに全て展開して下さい。
- 展開した中に含まれているsimBio_*.jarをダブルクリックして実行して下さい。(実行にはJavaが必要です。Java 2 Platform, Standard Edition, v 1.4.2 (J2SE) をhttp://java.sun.com/j2se/1.4.2/ja/download.htmlからダウンロードしてインストールして下さい。)
- メニューの[File]-[Open]でxml/matsuoka_et_al_2004/exp/AnoxiaSimulation.xmlを開いて下さい。
- メニューの[Model]-[Start]で無酸素状態に変化したときのシミュレーションを実行します。